Web系の職種やフィールドは幅広く、IT系の資格を持った経験者しか採用しないということはありません。
そのため、未経験からWeb系転職することは可能です。
Web系とはインターネットに関わる仕事です。
主に、「Webエンジニア」「Webデザイナー」「Webプランナー」という職種が特徴的です。Webサイトを構築するシステムやアプリ開発を行います。また、ECサイトの運営も行っています。
SIerとは？
システムの構築や導入など全てを請け負っている企業を指します。
システム開発に関わっている企業をSIerと呼んでいますが、企業規模が大きい場合は会社独自でシステム開発するケースもあり企業によっての業務は異なります。
Web系職種とSIerの違いは？
Web系職種は自社でサービス開発などを行っていますが、Slerは他社の業務を請け負うことで違いがあります。
Slerは下請け担当することもあるため限られた時間の中で多様なニーズに対応する必要があります。
そのため、少ない時間でプロジェクトを回すことになり残業になることが多いです。今後、Web系のスキルアップをしたい方はWeb系会社の転職をおすすめします。
①Webディレクター
プロジェクト全体の制作を担当する責任者です
Web制作に関わるスタッフをまとめクライアントの要望にあるコンテンツを作り上げることが求められる役割です。
主な業務は、スケジュール進行管理、コンテンツの品質管理、プロジェクトメンバーの選定です。
また、Webプランナーの業務を兼任することもあり企画書の作成や取材なども行う場合があります。
求められるスキル
・スケジュール管理能力
・コミュニケーション能力
Webコンテンツの制作は複数の案件で動いている場合があるため、Webディレクターはそれぞれの進捗状況を確認する必要があります。
②Webプロデューサー
Webに関わる全てのプロジェクトの責任全体を統括することです。
企画の立ち上げから、クライアントの営業やプレゼンテーション、予算設定、人材の配置などプロジェクトの最初から最後まで一貫して関わらなければなりません。
クライアントが求めているニーズに対して、どうすればプロジェクトをスムーズに動かすことができるのか全体を俯瞰してみる力が求められます。
求められるスキル
・Webに関する専門的知識
・営業力
・運営、管理能力
Webに関する知識に加え、クライアントに提案するためのシステムやマーケティングの知識が必要です。
また、クライアントの抱えている課題に対して考え解決できるかで決まります。Webプロディーサーは、プロジェクト成功するために円滑なコミュニケーションを取れることで案件を進めることができます。
③Webプランナー
Webサイトを作成する前段階である企画設計を作成する業務です。
クライアントから制作物のイメージをヒアリングした上で、要望にも応え全体の企画設計を行う業務です。
求められるスキル
・コミュニケーション能力
・プレゼン力
クライアントの要望を的確に聞き出す能力やクライアントの目的を形にすることが必要です。
プロジェクトメンバーに円滑な情報共有を行ったりしなければなりません。また、クライアントの要望に合わせた提案をする力も必要です。
Webデザイナー
企業や個人のクライアントから依頼されたものに対して、Webデザインを担当・制作します。
クライアントが思い描いているWebサイトを制作できるように、全体の構成を考え使いやすいデザインを制作します。
求められるスキル
・企画の提案、コンセプト設定
・サイトデザイン
・コーディング
・illustrator・Photoshop
・Webサイトとしての運用
⑤Webエンジニア
Webサイト・モバイルサイト・ECサイトなどで使用する機能の開発やITシステム、アプリケーションの設計、開発、安定して稼働するようになるまでの運用まで行うエンジニアです。
主に、Webで使用するITシステムやアプリケーションの設計や開発、プログラミングを行います。
求められるスキル
・データベース
・問題解決スキル
・ITパスポート
⑥Webライター
企業のWebサイトに掲載するコラム記事、ネット広告の文章、ECサイトに掲載する商品の説明文など幅広い内容のWebライティングを行います。
案件にこだわらければ様々な文章を書くことが可能です。
求められるスキル
・PCスキル
・リサーチ力
・構成力、文章力
・情報収集力
⑦Webマーケター
Web、SNS、ショートムービーなど人気のデジタルコミュニケーションを活用して、商品のマーケティングやプロモーションを企画し実行する仕事です。
□リスティング広告、リスティング広告の出稿
リスティング広告は、検索エンジンから検索キーワードに連動して表示され広告のことです。
このリスティング広告に対して、どのようなキーワードを出稿していくのか方向性を定めるにもWebマーケターの仕事です。
□SEOの改善
自社がWebページの上位にあるかどうかは重要です。
自分のWebページを検索エンジンに最適化させて上位にくることがSEOです。
□ランディングページの最適化
□SNSアカウントの運営
求められるスキル
・データ分析力
・コミュニケーション能力
・デジタル知識、マーケティング知識
ポイント①コードに触れる機会を増やす
Web系への転職必須になるのが、プログラミングスキルです。
継続的に取り組むことで身に着けることができます。
ポイント②エンジニアの勉強会などコミュニティを利用して人脈作り
１人で上手くいかない場合は、勉強会に参加することで新たな知識を取り入れることもできます。
人脈を作れば、スカウトされる可能性もあるためおすすめします。
新しいコミュニティに入ることで、あらたな繋がりが生まれます。
・自発的に動ける人
常に目的意識を持って、自発的に仕事を取り組んでいる人は成長のスピードも早いです。
また、Web業界は1人ではなく、チームで取り組むためチームに貢献しようと取り組んでいる人は成長スピードも早いです
・成長意欲が高い人
未経験から転職する場合、周りと比べて知識の遅れがあるため成長意欲をもって日々勉強を積み重ねていく必要があります。
そのため、 自分の成長のために継続的に学ぶ姿勢が重要です。
・コミュニケーション能力が高い人
Web系の仕事は、個人よりもチーム単位で動くことが多いためチーム全体の生産性を高めていく必要があります。
自分の分からないことを素直に聞きにいったりなどの積極的なコミュニケーションを意識しましょう。
QWeb職種の平均年収はどのくらいですか？
平均は500万円です
Q必要な資格はありますか？
必ずしも資格を取る必要はありませんが、転職活動に有利な場合があります。
エンジニアとしての経験がない場合は、プログラミング言語の勉強をおすすめします。Web系では、プログラマーがコーダの仕事を兼任することもあるのでHTMLやCSSを学ぶことも推奨します。
